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2013年11月

岩手旅行 5日目 〈久慈〉

9月23日(月) 5日目

いよいよ旅行最終日です。

8時半にホテルをチェックアウト。
まずは久慈駅のリアス亭へ行って予約しておいた『うに弁当』を買いました。
このうに弁当は一日限定20食。予約しないと朝7時前に並んでも買えない事が
あるほど入手が難しいと言われている、まさに伝説の駅弁。
この日のために1ヶ月以上前から予約しておきました!無事に買えて良かった!

うに弁当を買ったらそのままバス停へ。
今日は小袖海岸の海女センターへ行きます。

既にバス停には数十人の列が出来ていました。
土日祝日はマイカー規制をしているので余計に混んでいるみたいです。

バスで約30分。海女センターへ到着しました。
バスを降りるとガイドさんがあまちゃんロケ地の説明などをしながら
海女センターまで誘導してくれます。

そう、ここ小袖の海女センターはあまちゃんの主要ロケ地なのです。
素潜りの漁場やオープニングの白い灯台、ヒロシの監視小屋、赤い鳥居など
ほぼそのままの感じでここにあります。

まずは海女センターで素潜り実演のチケット(500円)を買って
本物の海女さんの素潜りを見学しました。

この日の海女さんは6人。そのうちの3人は高校生海女クラブの
メンバーらしいです。

海女さんが潜る準備をしている時、ベテラン海女さんから
「じぇじぇじぇ〜」という叫び声が聞こえてきて、海女さん同士が
笑っていました。
遠くからだったので詳しくは分からなかったのですが、
どうやら高校生海女の一人が手袋を間違えて左右同じものを
持ってきてしまったようです。
それに驚いて「じぇじぇじぇ」と笑いが起きていたようです。

慌てて手袋を取りに戻る高校生が初々しくて微笑ましかったです。
それに、本物の生「じぇじぇじぇ」が聞けてラッキーでした(笑)

海女さんが海に潜ると観客から歓声が沸き、ウニを採って上がってくるとまた歓声!
非常に盛り上がりました。
この日はとても寒くて、水温も余裕で20℃以下だったと思います。
そんな中海へ潜る海女さんは本当に凄いと思いました。
高校生海女も寒い中ベテラン海女さんの指示を受けながら頑張っていました。

素潜り実演が終わると、海女さん達はその場で獲ったウニの説明をしてくれます。
そして、1つ500円〜700円で今獲ったばかりのウニを食べる事が出来ます。
獲れたてのウニはめちゃくちゃ新鮮でとても甘かったです。

素潜りを見学した後はあの灯台へ行ってみました。
あまちゃんのオープニングや重要なシーンで何度も出てくるあの灯台へ。

立ち入り禁止になっていたので階段は登らなかったけどほんとテレビのまんま。
全く同じ光景で感動しました。

お腹が空いたので海女センターへ戻りご飯を食べました。
ウニご飯、海鮮焼きそば、帆立焼き、まめぶ汁など売っていましたが
海女磯ラーメンというのがとても美味しそうだったのでこれを食べました。
ウニ、帆立、海老、ワカメ、ムール貝が入ったあっさり塩味のラーメンです。
スープがめちゃくちゃ美味しい!こんなラーメン初めて食べました!

ついでに、朝買ったリアス亭の『うに弁当』も食べました。
ウニご飯の上に蒸しウニがぎっしり敷き詰められています。
このウニが甘くてとても美味しい!
さすが伝説とまで言われた『うに弁当』です!

ご飯を食べた後、少し時間があったのであまちゃんに出てきた
ヒロシの監視小屋まで行ってみる事にしました。

しかし、いざ行こうとするとこれがかなり大変・・・。
途中で後悔しましたが、ここまで来てしまったのでもう後戻りはできない。
急な上り坂を7〜8分くらい登り続けてやっと到着。
この監視小屋も外観はドラマにでてきたそのまんま。
これだけ高い位置にあるので景色はとても綺麗でした。
苦労して登ったかいがありました。

大満足の小袖海岸&海女センターを後にして、13時頃久慈駅に到着。
そろそろ帰る準備です。

『道の駅くじ やませ土風館』でお土産を物色。
まめぶ汁、いちご煮の雑炊、アカモク使用の海鮮茶漬け、海女の塩どら
などいろいろ購入。
さらに駅への道すがらミリオンベルという洋菓子店で『まめぶっせ』という
お菓子を購入。これはまめぶとブッセを合体させた新しいお菓子だそうです。
後で食べてみたけどかなり美味しかった。

駅へ戻る途中『あまちゃんハウス』という場所を見つけました。
中へ入ってみるとあまちゃんの撮影で実際に使われた小物や看板などが展示してありました。
最後の最後に貴重なものが見られて良かったです。

16時30分発のバスで久慈から二戸へ移動。
二戸から新幹線で東京へ。

そして、23時頃高円寺に無事到着。
長いようであっという間の旅行もついに終了。
あまちゃんロケ地巡りはとても楽しかったし、震災による津波の被害にあった場所を
この目で実際に見て、現地の人からいろいろな話が聞けたのもとても有意義な体験でした。

来年は三陸鉄道北リアス線が全線開通する予定だし、海女センターも新しい3階立ての
施設が出来るそうです。復興は少しずつですが確実に進んでいます。
いつになるか分からないけど、また次に久慈へ行く時がとても楽しみです。